1948 Indian Chief/ Transmission/Case
追加作業でトランスミッションOHとなりました。フレームから下ろす必要がありますが、これが簡単にはいきません。エンジンをマウントを全て外してエンジンをずらす必要があります
インナープライマリーカバー。はめ込み具合やリークを点検しながら外します。
キャブも一度外してマウントボルトやスペーサーを外します
オイルライン、マフラーやブレーキ系のパーツを外してマウントボルトを外します。
無事にミッションケースを下ろしました
分解、点検。
ケースマウントには溶接修理痕がありました。あまりきれな仕上がりでは無いですが、非常に溶接が難しい場所なので仕方無いですね。
中まで溶接が跳び出しています…
ケースの中はかなり汚れています。
ケースはウェットブラスト
ギア類は高温洗浄
洗浄後は温めてブッシングやべアリングを抜きます。残ったベアリングレースは溶接して抜きました。
キックサイドのベアリングを抜いたらクラック発見。ここは一部薄い場所なのでしょうが無いですが専用の治具を使わずに圧入するとこうなります。
プライマリーサイドのブッシング。トラブルが多い場所です。ここの圧入が悪いとブッシングがゆるんでしまいカウンターギアのプレイが無くなり危険になります。抜くにはケースに穴を開ける必要があり手間ですが一度抜いて圧入の感じを確認します。
新しく開けた穴からブッシングを抜いて圧入具合を確認します。
穴はタップ加工後、セットスクリューでリーク対策します。
抜いたカウンターギアブッシング。少し緩い気がするのでオーバーサイズに変更予定。
ケースのネジ山を全て修正します。特にここの山が死んでいる事多いですね。しっかり直さないとオイルリークします。
シフトフォークシャフトのプラグ。ゆるみどめポンチでよくつぶれています。ここはなぜか特殊サイズ。タップ修正。
GT