Short trip- San Francisco

   

真っ暗な山道を歩いて町迄行く覚悟を決め、用意が出来た所で
マスミさんの携帯の電池はすでに無くなりました。
自分の電池もギリギリの中、ダメ元でさっき偶然通りかかったミッシェルに連絡して助けを求めてみました。
そしたら連絡が取れまさかのまだ近くにいるとの事ですぐ迎えに来てくれる事になりました。
迎えに来てくれたミッシェルと息子のアンガスからピザまでもらって40分先の宿に無事に送ってもらいました。
こんな事ってあるんですね。彼女に本当に助けられました。
夜中に歩道も外灯も無い山道を歩く予定でしたがとても無理でした。
友達に感謝です。
長い1日でした。

翌朝、置いてきたIndianが心配で朝日が上がる前に車両引き上げにvanで向かいました。
バイクは無事でしたがリアタイヤがパンクしたチーフはサイドスタンドも立たないほど車高が下がり押す事も厳しい状態。
とてもvanには積めません。
パンクを直すしか積む方法は無いと分かってはいますがパンク修理する道具がありません。しかもチーフのリアホイールを外すには専用の工具が必要だしチーフ独特なリアフェンダーからホイールを外すのはテクニックが要ります。

朝日が上がりマスミさんにバイクをみてもらって自分は工具とパンク修理材を探しに町に向かいました。

工具は意外にもすぐ見つかりましたが、チューブレスの世の中なのでパンク修理するパッチが中々見つかりません。もちろんサイト出しの16”新品チューブなど買える筈もありません。
数件回ってパッチを見つけて、シガーソケットで使える小型の空気入れを買う事ができました。
バイクに戻り作業を開始します。昨夜と違い早朝の大自然の中で偶然にもベンチもある場所でコーヒーを飲みながらの作業。何故か大変なはずなのに心地よく作業がスタートしました。

 

昔10代の頃、沖縄の林道でパンクして山の中で仲間と修理した事を思い出しました。その時誰かが林道でパンクした時はチューブの代わりにタイヤの中に草を詰めると少し走れると言っていた事があったので念のためペットボトルを何個か集めて最悪チューブ代わりに使おうかと用意しましたがさすがに道具と材料が買えたので問題無く1時間弱で作業終了しました。
無事にVanに積めましたが安心している時間はありません。
今日の予定はサンフランシスコまで行って47チーフを引き上げる約束があるからです。

レイクタホは本当に素晴らしい場所で、思い出いっぱいの忘れられない場所になりました笑

予定より少し遅れましたがサンフランに到着。久々に会うスティーブに再会。彼はアート系の会社を長年サンフランでやっています。場所はかなりゲトー。自分達がいるロングビーチよりも悪い場所でした。
数年前も黒人三人組が夜中に車でシャッターを破り入ってきてスティーブが銃で数発撃って対応したとか話ていました笑

早速チーフをチェックします。

見た目はボロボロですが一応走るそうです。オールドペイントが雰囲気いいですね。
スティーブがほかの車両から外してきたバッテリーをチーフにつなぎはじめ自分にエンジンかけてくれと頼んできました。
スティーブは左スロットルが苦手で殆どこのバイクに乗ってなかったらしいです。
ちなみに彼はブリティッシュバイクが好きで沢山置いてありました。

チョークでガスを数発送ってからアドバンスの位置を確認してイグニッションオンでキック。まさかの1発でエンジンかかりました。なぜかスティーブも驚いています笑

エンジンを温めながらオイルの戻りを確認。
店の前を軽くテストライド。

アイドリング不安定とギアの入りの悪さ
足回りは要整備といい出すとキリは無いですがこの雰囲気で走っているだけで合格です。
エンジンやトランスはOHする予定なので問題無し。

値段は彼の希望に近い金額で決定。友達の思い入れのある車両に大きな値引き交渉はできないすからね🙃
毎回Indianをセラーから譲り受ける時は何かご縁を感じる事も多いので少し高くても買います。もう出会う事無い車両ですからね。

バイクも無事積み込み今回のミッション終了です。
サンフランシスコを夕方出発。途中で仮眠取りながらロングビーチに着いたのは朝方。

色々ありましたが今回もとても楽しい旅になりました。

長くなりましたがお付き合いありがとうございました😊
GT

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